3Dデザインの入門書「自宅ではじめるモノづくり超入門」がすごかった
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3Dプリンターが世の中に広まり始めてきた昨今。興味があったんだけど、3DCADなんて触ったことないし、初期費用がわりとかかりそうだなーなんて思ってたところ。。。ググってみると以下の本が良さそうだ!ということで手に取ってみた本がこちら。
自宅ではじめるモノづくり超入門 ~ 3DプリンタとAutodesk 123D Designによる、新しい自宅製造業のはじめ方 ~
- 作者: 水野操
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2013/05/28
- メディア: 大型本
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「123D Design」というソフトはAutodesk社という3Dでなんやらやっている人は知らない人はいないって言う会社が出しているフリーのソフトで、無償にも関わらず色んなことができる高機能な3DCADなのです。この書籍のいいとこを見ていこうかと思います。
1. 3Dプリンタやその出力サービスについて知れる
書籍のタイトルに超入門と入ってるだけあって、初心者向けにソフトの使い方だけでなく、3Dプリンタやデザインで終わらないその周辺知識の解説も写真や図解をして分かりやすくしてあります。
123D Designの説明がしてある箇所でも、ワイヤーフレームやポリゴンなどの説明がのっていて、3D CAD初期からの歴史を振り返りながらなにが向いていてなにが向いてないなどの解説も大変勉強になりました。
ちなみに123D Designはソリッドのデータを扱うモデラーです。
2. 使い方が分かる
123D Designというソフトの使い方が実技を通して知ることができました。
123Dの画面はこんな感じで元々だいぶ使いやすいGUIなのですが、ただアイコンの意味とかどういうことができるのかの機能面を初めは分からないところがネックです。
その点、この本を使うといくつかのサンプルを作りながらその機能や機能の使い方を知ることができます。
3. ある程度テンションのあがるものがすぐにデザインできる
やはり入門の際は、なにかが出来上がるところが感動的だったりします。
小難しい機能や応用はそういう感動を得てはじめて続けられるものです。
そういったところから見るとこの本では、
「マグカップ、小物入れ、名刺入れ、ペンスタンド、チェア、フィギュア」
が作れます。
きちんと図解が入ってるので、正直な話1、2章の3Dプリンタや3Dデザインの基本のところは飛ばして入っても確実に作れます。
かくいう自分も初めは飛ばして(笑)5分でマグカップ制作までいって、10分でマグカップをデザインできました。
10分ですよ?10分であとは造形のためのデータSTLファイルを準備してプリンタで造形したらオブジェクトができちゃうんですよ?すごいことですよこれは!
そして6つもオブジェクトのサンプルをやれば大体のことはできるようになっています。ペンスタンドなんかはとても独特な形をしているペンスタンドですし、フィギュアも顔のデザインから自分たちでやります。
ということでなんだか3Dデザインやってみたいなーと思ったらこれに手を出すのがいいかと思います。
自宅ではじめるモノづくり超入門 ~ 3DプリンタとAutodesk 123D Designによる、新しい自宅製造業のはじめ方 ~
- 作者: 水野操
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2013/05/28
- メディア: 大型本
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ぼくは友人のために古いAndroidでケースがほぼ売っていないのでそのケースを作ってあげようかなーなんて思っています。
それでは。